Call of Duty VanguardやWarzone、BF2042、WazroneやApexなどのFPS(First Person Shooter)ゲームではプレイする環境によって撃ち合いに勝てる確率が変わります。
モニター(ディスプレイ)もその一つで、ゲーミングモニター(ディスプレイ)を使うことで世界が変わります。
本記事はテレビや古いディスプレイでゲームをしているけど、なんだか撃ち勝てない、相手の方が先に自分を視認しているように感じる、遠くや暗い部分の敵が見難い人向けの内容になっています。
既にディスプレイを持っている方向けではないのでご了承ください。
ゲーミングモニターのメリット
テレビでゲームをする際、PCやPlaystationやXboxなどのコンソール機でゲームをする際、必ず映像を映し出すモニターが必要になります。
このモニターの性能次第で、敵を探す時や撃ち合いの時に有利不利が左右されてしまう場合があります。
モニターの性能が高いと、敵を見つけやすくなったり、銃弾を当てやすくなったり、目が疲れにくくなったりと様々なメリットがあります。
モニターを選ぶ際のポイント
モニターの性能を左右する要素は以下の通りです。
リフレッシュレート
1秒間に何回画面を書き換えることが出来るかを示す指標です。
この値が大きいと、画面が描画される回数が多くなり、俗に言うヌルヌル動く状態になります。
逆に小さいと、描画される回数が少なくなり、敵の移動がカクついたり、自分が倒された後に映し出される相手視点のカメラ(キルカメラ)では、相手の方が早く自分を見つけているように見えます。
モニターを選ぶ際の仕様で75Hz,144Hz,165Hz,240Hzなど書いてある部分です。現時点(2021年秋)では165Hzあたりが主流かなと思います。
リフレッシュレートは出力する側の性能で、対応できるかどうかが変わります。
Playstation5では120fps(1秒間に120回映像を出力できる)、Playstation4では60fps、PCは上限なしですが、搭載しているCPUやグラフィックボードの性能に依存します。
例えばPlaystation5で120fpsで遊ぼうと思ったら120Hz以上対応できるモニターがあれば良いです。実際は120Hzというモニターは少なく、それ以上大きい144Hzの物を買えばOKです。
画面の大きさ
CODシリーズやバトルフィールドなどのFPSをプレイする際は、24インチ~27インチ前後がおススメです。
あまり小さいと敵を視認しにくくなり、逆に大きくなると視点移動範囲が広くなるので反応が遅れたり、索敵漏れしたり、一度に取得できる情報量が少なくなったりします。
余談ですが、FPSゲームには画面上に表示するミニマップや残弾データの表示領域を変更できる設定が存在するものがあります。
例えばCall of Duty Vanguardではこちらの記事のような設定です。
解像度
映像のきめ細かさを表すパラメータです。
FHD(1920x1080)、QHD(2560×1440)、4K(3840×2160)などがあり、数値が大きくなればなるほど映像がきれいになります。
ただ、現時点で4Kで120fps以上対応するものは値段が高く、32インチ以上のものが多いのでFHDのもので良いと思います。
応答速度
モーションブラーリダクション
人間の目は前に見た映像の残像が残る仕組みになっています。
似たような画像を早い速度で連続で見た場合、前の映像が残像となって、映像がブレて見えることがあります。
そのため、モニターメーカー各社は色んな名前(BENQの場合はDyAc)で黒挿入という技術を取り入れています。
映像と映像の間に黒画面を入れる事で目に残る残像を一回リフレッシュさせる事で、映像のブレを軽減できます。
駆動方式
TN・IPS・有機ELなど、ディスプレイの駆動方式には違いがあります。TNパネル、IPSパネルと表現されていることもあります。
有機ELが応答速度も色合い・視野角ともに優れているのですが、高いです。
現実的にはTNかIPSを選択することになります。
TN(Twisted Nematic)は応答速度が速いですが色合いや視野角が劣っています。IPS(In-Plane-Switching)はTNより応答速度が遅いですが色合いや視野角が優れています。
FPSや格闘ゲームしかやらない方はTNが良いですが、それ以外のゲーム(特にRPGやシュミレーション)や用途で使う方はIPSでも良いと思います。
現時点のおすすめゲーミングモニター
FPSに専念したい方
BenQ ZOWIE XL2546K / XL2746K
ベンキューのe-sports専門のゲーミングブランドZOWIEシリーズの傑作品です。
最大リフレッシュレート240fps、応答速度0.5msec(TNパネル)、DyAc+というモーションブラーリダクション機能を搭載しています。
画面サイズは環境やお好みに応じて選ぶで良いと思いますが、値段的にもサイズ感的にも24.5インチのXL2546Kで良いと思います。
FPSとFPS以外のゲームもする方
BenQ MOBIUZ EX2510S
ベンキューの幅広いゲーマー向けブランドMOBIUZ(モビウス)の速さときれいを両立したディスプレイです。
IPSパネルで色彩が良く、最大リフレッシュレート165fps、応答速度1msec、HDR対応、暗いシーンの視認性を上げるBlack eQualizer機能搭載。
私はFPS以外のゲームもプレイするので、こちらのモニターを使用しています。
以前は60fpsしか出せないモニターを使用していたのですが、このディスプレイを使用するようになって、先に撃ったつもりなのにキルカメラで相手の方が先に撃っていたという現象が無くなりました。
また、無料バトロワゲームのCall of Duty Warzoneで遠くの敵もはっきり見えるようになり、1ゲーム中に敵を倒せる数の桁数が変わりました。
LG 24GN600-BAJP
LGのゲーミングモニター。FullHDで120Hz以上、24インチ前後のディスプレイで執筆時に一番安かったのがこちらです。
応答速度も1msec、HDR対応、暗い部分を明るく表示するブラックスタビライザー機能がついていて申し分ない性能です。
Acer VG270Sbmiipfx
Acerのゲーミングモニター、IPSパネルで165fps、応答速度0.5msec、HDR対応、ブラックブースト機能搭載。
RPGなどのゲームもする方はちょっと大きめの27インチでも良いと思います。
Playstation5の最高性能(4K 120fps)で遊びたい方
高くてもPlaystation5の最高性能である4K 120fpsでゲームをプレイしたい方は以下の様なディスプレイがあります。
注意が必要なのは、Playstation5で4K 120fpsを出すためにはHDMI2.1に対応したディスプレイとHDMIケーブルが必要になります。
JAPANNEXT JN-315IPS144UHDR
日本のディスプレイメーカー、4K 144fpsに対応し、応答速度も1msecと十分です。IPSパネルなので色彩が良く、HDRにも対応しています。
ちょっとFPSをやるにはディスプレイサイズが大きめかなと思います。
ASUS TUF Gaming VG28UQL1A
4K 120fps HDMI2.1に対応したディスプレイで28インチとFPSにも適したサイズのモニターです。
IPSパネルでHDRにも対応し、応答速度も1msecで十分早く、このレベルのモニターにしては安いです(執筆時点)。
以上、参考になれば幸いです。
Call of Duty Vanguardの攻略情報をこちらのページにまとめています。
よかったら読んでみてもらえると幸いです。